2020 全日本社会人選手権大会の競技運営規程についてのお知らせ

2020年度 全日本社会人ホッケー選手権大会 運営規程
本運営規程は、コロナ感染防止の観点によるところが多くあります。
皆様のご理解とご協力があってこそ大会が無事運営できますので、以下の内容を熟読いただき、遵守してくださいますよう、よろしくお願いいたします。
大会適用規則
1. 本運営規程は、2020年度の競技運営規程、競技規則、レギュレーション一覧及び通達事項よりも優先させて適用することとする。この運営規程以外の規則等については、2020年度競技運営規程、競技規則、レギュレーション一覧及び通達事項に記載している事項に従って試合が行われることとする。
コロナ感染防止に関する規程
2. テーブル内のソーシャルディスタンス確保のため、各試合の競技役員は必要最小限の人数で実施する。リザーブアンパイアは、テクニカルテーブル(以下、テーブルという。)の外で待機することとする。
3. トイレ以外の場所でつばを吐いたり、鼻水、痰 (たん) を吐いたりしない。特に、ピッチ上では禁止とする。 (必要なら、つばを入れる密閉容器を準備し、各チームで保管すること。)
4.最低限の人員で大会を行う。そのため、ボールサーバー・担架補助員は置かない。ボールがラインアウトになった場合は、選手自身が拾って試合を再開する。ボールが防球ネットの外に出た場合は、テーブルから TO が投げ入れた予備のボールを使って試合を再開する。1日に複数の試合がある場合は、試合と試合のインターバルは最低40分以上とることとする。前試合が終了したら、テーブル、テクニカルの備品 (パソコン、プリンター、筆記用具、ストップウォッチ等) 、ボールを消毒し、すべての消毒作業終了後でなければ次試合の関係者は、テーブルやベンチに入ることができないし、ベンチに入った後でなければピッチ内での練習は認めない。
チーム代表者会議
5. 全員が参集するチーム代表者会議は行わない。プライマリラウンドは、会議自体を行わないのでTDからの通達文書によりその指示に従うこと。疑義がある場合は、TDもしくは各会場担当ATDとの協議により決定する。また、ファイナルラウンドについては、指定した時刻に開始するWebによる代表者会議に参加しなければならない。(会議URLが後日通知する。)
ユニフォームチェックは、当該チームの最初の試合前に、TD、ATDもしくはTOが行う。
試合に関わるチーム留意点
6. 会場へのドクターの配置は、プライマリラウンドは常置せずに救急車対応とし、ファイナルラウンドはグラウンド常置とする。
7. 男女準決勝以上の試合で、ビデオアンパイアを導入する。それ以外の試合にはサジェスションアンパイアの配置は行わない。
8. 新型コロナ感染やその他の事由により棄権した場合は、プライマリラウンド、ファイナルラウンドを問わず、その試合は全て不戦敗とし、相手チームの不戦勝とする。ただし、対戦相手はチーム代表者が、試合会場で公式試合記録にサインをすることとする。
9. 試合等の管理として、関係者は試合前、試合中、試合後を通じて握手をしない。
また、選手同士のハイタッチは行わない、身体接触が伴うコミュニケーションも禁止する。違反した場合の罰則基準は特に設けないが、悪質であったり再三注意しても自粛できなかったりする場合は、カードによる個人的罰則を科すこともある。
10. 試合前のセレモニーは、選手紹介等を含めて一切行わない。 (放送も行わない。) 試合前は、テーブル前に集合せず、装具等のチェックはベンチ付近の広い場所で行うので、 TO の指示に従うこと。
11. 試合前のチーム円陣、掛け声はピッチの内外を問わず禁止する。また、試合前のトス、指示等を行う場合は、選出と役員や審判や選手同士はできる限りソーシャルディスタンス (最低1m以上) を保つこと。
12. 各試合は、ノンストップ方式のクォーター制で実施する。第1クォーターと第3クォーター後の休憩時間は2分、第2クォーター後の休憩時間は10分とする。休憩時間終了次第、オンタイムで次のクォーターを開始する。また、休憩時間は、ベンチもしくはベンチ前等に留まり、更衣室等別室への移動は禁止する。
13. 自分のスティックや防具、装具は自分だけが使用し、他の選手が身につけたものは着用しない。特に顔に密着するPC防具は、誰が使用したものかわかるように、試合前に識別用の印をつけることを義務とする。GK道具は自分のものしか使わないようチームで徹底すること。
14. チーム備品であるボール等、チームが使う道具はチーム管理とし、試合で使用するチーム備品はチームの責任において試合前に全て消毒しておくこと。
15. ピッチ上(含ベンチ内)でマウスピースを洗わない。試合中は手でマウスピースを触らない。万一、マウスピースを触った場合は、直ちにベンチに用意した消毒剤で必ず手洗いを行うこと。
16. 水筒を持参し、自分のものしか使わないことを徹底すること。クーラーボックスの利用、飲料水の管理についても、チームの責任において、他者に感染することがないように管理すること。
17. ベンチでは、試合に出ていない監督やコーチは、マスクかフェイスシールドを着用すること。飛沫防止のため、ベンチ内での大声での指示等は、監督かコーチのみとします。 (選手は大声で指示や激励をしない。選手はベンチ内でのマスク着用の義務はない。)
競技役員の管理
18. テーブルでは選手や監督とコミュニケーションをとる必要から、TOはできるだけフェイスシールドの着用を推奨する。準備不可能の場合はマスクの着用とする。 (フェイスシールドはできるだけ各会場で準備します。)
19. 審判員は、試合終了後、使用した笛、インカムを必ず消毒し、うがいと手洗いを励行すること。笛は、必要以上に強く吹くことは極力控えて、飛沫を防ぐ努力をすること。
20. 競技役員は、休憩施設においても、密な状態とならないようにすること。また、試合前ミーティングは密室状態を避けて行うこと。
会場での留意点
21. ミーティング、打ち合わせなどは屋外で行うこと。更衣室、シャワー室での感染を回避するため、また、消毒担当者の感染防止の観点から、更衣室、シャワー室の使用は禁止する。更衣は、ホテルか、バスの中等で行うこととする。
22. 試合会場入場時、備え付けの消毒用アルコール剤により手洗いを行うこと。もしくは、皮膚に負担がある場合は、水による手洗いでも可とする。各入口の検温器で必ず検温を行い、発熱 (37.5℃以上) の場合は、入場を禁止する。
23. 会場内移動時を含めて、できる限りソーシャルディスタンス保った行動をとること。
24. 本部室等の空調は常時使用とし、換気は1時間に5分、必ず窓を開放して行うこと。また、空気のよどみを最小限とするよう換気扇を常時使用とします。
25. タオルなどのリネンの共用はしない。必ず個人のタオルを使用すること。トイレなどの手ふきはペーパータオルを使用すること。
26. 飲みきれなかったスポーツドリンク等開栓した飲み物はすべて捨てること。その際、路上への廃棄はせず、洗面所かトイレに流す。クーラーボックスに口をつけた飲みかけのペットボトルは入れない。紙コップは必ず使い捨てとすること。
27. チームの昼食は、斡旋弁当とする。希望があれば業者を通じて申し込みをすること。飲食は指定場所以外では行わず、周囲と距離をとって、対面を避け会話は控えること。チームへの昼食弁当配付は仲介者を少なくするために、業者が直接行うこととし、運営側が仲介して渡したり、ごみを回収したりすることはしない。
28. 出入口、テーブル、チームベンチ、本部室には常に消毒液を準備する。
29. 選手役員の出入りは、必ず決められた場所から行うこと。
赤磐市:
次試合ベンチ使用チームは、北入り口・西中央入り口
試合終了後の退場チームは、北東出口・南東出口
競技役員は、西中央入り口
30. 体調不良選手・役員に、休養をとらせるための措置としての休憩場所は設置しない。体調不良の場合は、速やかにホテル等に移動して休養をとるようにすること。
31. 試合中の事故に関して、搬送する医療機関は救急車の要請により決定する。それ以外の発熱等の場合は、チームドクターやチームとの連携により、搬送先を決定する。
32. 本大会は、リモートマッチとして、観客は一切入れない。しかし、参加しているチームの選手と役員の観戦は認める。観客席では、ソーシャルディスタンスを保つことを徹底すること。
大会に参加するにあたっての留意点
33. 大会開催にあたっての選手、チーム関係者及び競技役員の各種検査 (抗原・PCR・抗体等) については特に行わないが、大会参加10日前から毎日、以下の健康チェックを行い、リストを提出すること。提出は、チーム全員のチェックリストを取りまとめ、各ラウンド大会初日にTDもしくはATDに提出すること。この提出書類は、主管協会で1か月保管とする。
(1) 体温測定:起床直後・就寝前など決まった時間での体温記録をとる。
(大会開催日10日前から毎日)
(2) 問診表による体調チェック:倦怠感、咳、咽頭痛、食欲低下の有無、臭覚味覚異常の有無 (別紙による) の項目に従ってチェックを行う。
参考として以下にチェック項目を列挙しておく。
□ 体調がよくない(例:発熱・咳・咽頭痛などの症状がある場合)
→ 体調異常はありません
□ 同居家族や身近な知人に感染が疑われる方がいる
→ 同居者に感染を疑う者はいません
□ 咳(せき)、のどの痛みなど風邪の症状がある
→ 咳(せき)、のどの痛みなど風邪の症状はありません
□ だるさ(倦怠(けんたい)感)、息苦しさ(呼吸困難)、食欲低下の症状を感じる
→ 倦怠感、息苦しさ(呼吸困難)、食欲低下はありません
□ 嗅覚や味覚の異常がある
→ 嗅覚や味覚の異常はありません
□ 体が重く感じる、疲れやすい等の症状を感じる
→ 体が重く感じる、疲れやすい等の症状はありません
□ 新型コロナウイルス感染症陽性とされた者との濃厚接触がある
(濃厚接触とは陽性者と15分以上一緒にいた場合とする)
→ 新型コロナウイルス感染症陽性者との濃厚接触はありません
□ 過去14日以内に政府から入国制限、入国後の観察期間を必要とされている国、地域等への渡航又は当該在住者との濃厚接触がある
→ 入国制限等がある国の在住者との濃厚接触はありません
万一、大会期間中に上記項目に該当する事案が発生した場合等においては、TDもしくはATDの指示により参加や会場への入場を制限する。
選手や役員が上記の事項に該当する場合、該当者の参加は見合わせること。
各チームは、大会参加時に検査項目チェック用紙(別紙)を、項目に該当しない旨を確認の上、TDもしくはATDに提出することを義務付ける。
34. 選手、チーム関係者、家族等に対する感染防止に関する啓発も併せてお願する。
参加者全員が基準を守る行動をとるように指導するとともに、運転手・報道陣等チーム関係者や家族、チーム周辺関係者への啓発もお願したい。
大会の宿泊・移動に関する留意点
35. チーム移動はできる限り公共交通機関は避けること。ファイナルラウンドで、ホテルと会場の移動に要する借り上げバスが必要な場合は、指定のエージェントを通じて申し込むこと。
(貸し切りバス内は、隣接乗車はできるだけ避ける。)
移動時や人との会話をするなど試合以外の場所ではマスク着用を励行すること。
選手、チーム関係者、役員の動向を限定することによって、万が一感染者が発生した場合の対処を簡易にすることができる。さらに、地元自治体への説明責任を果たすこともできやすい。上記の理由により、ファイナルラウンドのチームは、必ず指定のエージェントを通じて、定められた宿泊場所(ホテルグランビア岡山)を利用すること。 (Go To割引を利用する予定)
36. 感染リスクを下げるため、チームを守るために、ホテルでは食事場所をチームごとに設け、他チームとの接触を避けることとする。ホテル外での飲食は禁止する。
「感染しない、させない」行動が、ホッケー競技の普及と大会開催にとって重要だという認識をもって、『自分だけは』とか『わがチームだけは』とかの考えはもたないようにしてください。
疑い症例が出た場合の対応マニュアル
大会や試合を実施する際は、運営側で事前に地域の保健所などの連絡先、PCR検査実施医療機関、感染疑いが出た場合の搬送先について事前に確実に把握してリスト化し、TD及び運営関係責任者に共有しておくこと。
1. 選手および家族も含めたチーム関係者に疑い例が出た場合の対応
* 検温で37.5℃以上の場合は、必ずTDを通じて大会本部に報告することとする。
* 発熱:37.5℃以上が2日間以上持続した場合は、チームから離れ、チームドクター等と相談の上、下記のような対応を行う。
当該者は、試合出場を即時停止とする。大会自体はそのまま続行するが、検温や健康チェックを入念に行う。
(1) 大会医療本部に報告
連絡を受けた医療本部から地域の専門家チーム (保健所等) 、連携医療機関へ連絡
(2) 地域の専門家チーム (保健所等) のアドバイスにもとづく濃厚接触者の洗い出し濃厚接触者の抽出および濃厚接触者を隔離、医療機関受診対象者とする。
(集団発生防止の配慮)
(3) PCR検査および医療機関受診対象者の確認
健康チェック表、自覚症状を確認の上、PCR検査検体の採取 (専門家チーム等による)
(4) マスコミ対応
TD、地元大会運営団体、専門家チームによる記者会見などへの対応
2. 選手および家族も含めたチーム関係者にPCR検査の結果、陽性反応が出た場合の対応
家族:選手、監督等スターティングリストに記載されている者と同居する人
チーム関係者スターティングリストに記載する人と規定します。
当該チームは、試合出場を即時停止し、その後の試合は不戦敗の扱いで対応する。
大会自体は、そのまま続行するが、検温や健康チェックを入念に行う。
また、全チーム、2週間後の健康状態をTDに報告する。
(1) チームドクター、専門家チーム・アドバイザーに相談する。
濃厚接触者の抽出および濃厚接触者を隔離、医療機関受診対象者とする。
(集団発生防止の配慮)
(2) 医療機関受診の対象者の確認
健康チェック表、自覚症状を確認の上、医療機関受診対象者の確認
(チームドクター、専門家チームなど)
(3) (公社) 日本ホッケー協会、社会人ホッケー連盟と今後の方針を相談
(4) 陽性反応だった本人は入院もしくは自宅療養。濃厚接触者も自宅待機の処置を徹底する。
その他の選手やチーム関係者は検温等の健康チェックをより厳正に実施する。
(5) マスコミ対応は、 (公社) 日本ホッケー協会、社会人ホッケー連盟として記者会見などへの対応を行う。
3. 選手およびチーム関係者以外の関係者(競技役員等)から疑い例、陽性判定が出た場合の対応
大会自体はそのまま続行するが、検温や健康チェックを入念に行う。
選手やチーム関係者は原則予定どおりに試合をする。全体の活動はこの時点では停止しないが、検温等の健康チェックをより厳正に実施する。
(1) 濃厚接触者の洗い出しは、地域保健所(行政)の指導のもとに行う。大会開催地の保健所や専門家チームのアドバイスに従う。また、行政との連絡調整もおこなう。
(2) 専門家チーム・アドバイザーによる濃厚接触者の抽出および集団発生に対するリスク管理として、その該当者が所属する機関の指定医療機関と連携することを指導する。
PCR検査などの迅速な対応の準備は、地域保健所の指示により行う。
(3) 関係者は、不要不急の移動は避ける。外出・外食など不特定多数との接触の機会は避ける。
添付資料
- 2020年度 (男子第62回・女子第42回) 全日本社会人選手権大会の競技運営規程についてのお知らせ (準備中)